「なんと言うか」Comment dire,1989/What is the Word,1990
ベケットが書いた最後の作品。冒頭から「たわごと」(folie/folly) で始まる。語り手は新しい言葉を補ったり、 もっと的確な言葉を探し、「なに」がたわごとなのかを表現しようとする。頭のなかで表現できないものを言葉にしようと、永遠に堂々めぐりを続けている。
声紋都市ー父への手紙 / Voiceprints City ー Letter to FATHERー終了しましたー
2009年3月マレビトの会では、新作『声紋都市—父への手紙/Voiceprints City — Letter to FATHER』を伊丹・東京で上演します。テーマは“父”。シェイクスピアの『ハムレット』、カフカの『父への手紙』、そして、作・演出の松田正隆の故郷であり、初期の作品から通底するテーマでもある「ナガサキ」に住む、松田自身の実父への映像取材をもとに、現代の“父権”を問う新作を発表します。
2008 年6月に第一回目の長崎取材を敢行。7月にはそれを元にした同作の試演会を京都芸術センターにて上演。その後11月に松田とスタッフが改めて長崎を訪れ、内容をさらに深めるため取材を行いました。取材映像を用いたドキュメンタリー手法を、どのように演劇作品の中に取り入れるのか、マレビトの会の新たな実験の舞台にご期待ください。