マレビトの会 / Marebito
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【最新情報】

新作映画『広島を上演する』(監督:遠藤幹大、草野なつか、三間旭浩、山田咲、企画:マレビトの会、製作:一般社団法人マレビト)を制作しました。

マレビトの会は、「広島」「長崎」「福島」という未曾有の体験を経た都市の過去と現在を複眼的に捉え、再構築してきました。近作の『長崎を上演する』(2013-16年)『福島を上演する』(2016-18年)では、複数の劇作家が長崎、福島に赴き、戯曲を執筆することで、演劇作品を構築しました。『長崎を上演する』、『福島を上演する』と同様に、被爆都市である広島を題材とする『広島を上演する』も年度をまたいだ長期プロジェクトです。映画作品を創作したのちに、演劇作品も創作する予定です。そのプロジェクトの一部である映画作品が本作品です。被爆都市として語られる大文字の歴史ではなく、そこに住まう人々の、歴史から零れ落ちる日常の時間を描くことで、広島の「いま」を捉え、核の脅威と映像の時代における「ドラマ」と「上演」の新たな可能性を探ります。

【おしらせ】

映画『広島を上演する』の特設ページを公開しました。
『広島を上演する』が東京フィルメックスに特別招待されました。
『広島を上演する』の短編の1つである草野なつか監督の『夢の涯てまで』がマルセイユ国際映画祭に出品されます。
草野なつか監督の短編映画『夢の涯てまで』が『広島を上演する』に先立ち、Strangerにて上映されます。

2023/10/21 更新

監督について

遠藤幹大
1985年、三重県生まれ。京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科卒業、2011年に年東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻に入学。同大学院の修了制作として制作した長編映画「友達」(2013年)が国内外の多数の映画祭で上映される。主な映画作品に「ジャンヌの声」(2014年)、「燃えさしの時間について」(2017年)がある。映画作品とは別に「家と出来事 1971年-2006年の会話」(さいたまトリエンナー レ、2016年、松田正隆、三上亮と共作)や「Under her skin」(音まち千住の緑、2018年、三上亮と共作) などのインスタレーション作品の制作するなど、領域を跨いだ制作活動を行っている。

草野なつか
1985年生まれ。神奈川県大和市出身。東海大学文学部文芸創作学科卒業後、映画美学校12期フィクションコースに入学。在籍中から自主映画制作に参加。2014年CO2助成作品『螺旋銀河』で長編映画監督デビュー。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭にてSKIPシティ・アワードと監督賞、第14回ニッポン・コネクションでは審査員賞を受賞。本作が初の劇場公開作品となる。長編監督2作目となる『王国(あるいはその家について)』は英国映画協会が選ぶ「1925~2019年、それぞれの年の優れた日本映画」の2019年で選ばれるなど、期待の俊英として注目を集めている。

三間旭浩
1985年生まれ京都府出身。2008年に京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科を卒業。卒業制作の中編『消え失せる骨』がイメージフォーラムフェスティバルにて優秀賞を受賞。2010年に東京藝術大学大学院映像研究科監督領域に入学。修了制作として初長編作品『ユートピアサウンズ』(12) を監督し、ドイツ・ニッポンコネクション、大阪アジアン映画祭などで招待上映される。2016年には長編2作目『私は兵器』を制作。田辺弁慶映画祭、CMERA JAPAN Festival など、国内外の映画祭で上映される。2017年には東京フィルメックスが主催する人材育成プログラム「タレンツ・トーキョー」に参加。マレビトの会には2018年『福島を上演する』から俳優として参加している。

山田咲
1980年 東京都生まれ
慶応大学文学部哲学科美学美術史学卒業
東京芸術大学大学院映像研究科監督領域卒業
2008年よりフリーランスの映像作家およびダンスドラマトゥルクとして活動しつつ、文部科学省広報室に出向し映像広報を担当
2014年よりマレビトの会に参画
2016年より京都にて国指定文化財庭園の活用・ブランディングを行う。日本造園学会賞、グッドデザイン賞受賞
2022年より再生可能エネルギー事業会社にて広報・ブランディングを行う
2023年に岩手県遠野市に移住予定